脇汗を止める漢方薬を網羅!効果について徹底解説!

シャツが染みるほど大量に出る脇汗に悩んでいる人で、いままでデオドラントやいろんな対策方法を試してきたが全く効果がなかった…。

 

脇汗を止めるには漢方薬という選択肢もあると聞き、脇汗を止めるのにどんな効果があるのかと気になっている人のために、この記事で脇汗を止める漢方薬を紹介していきます。

 

 

脇汗を止めるのに効果のある漢方薬は全部で10

脇汗を止めるのに効果のある漢方薬は、下のように全部で10個あります。

 

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・五苓散(ごれいさん)
・桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
・玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
・白虎湯加減(びゃっことうかげん)
・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
・竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)
・女神散(にょしんざん)

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)とは?

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、「黄連(おうれん)」と呼ばれるキンポウゲ科の根茎が主成分として、身体の余分な熱を冷ます働きの漢方です。

 

もともとは、泌尿器感染症などに用いられていたもので、熱と毒素を尿として体外に排出してくれる働きがあります。

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)の配合成分には「黄連(おうれん)」「黄ゴン」「黄柏(おうばく)」「山梔子(くちなし)」が含まれます。

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)なら、体温調節機能による発汗が鈍ってきた多汗症に効果があります。     

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)とは?

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、上半身の余分な熱を循環させる働き、内臓系による精神不安、不眠やのぼせなどの精神症状に効果があります。

 

「柴胡(さいこ)」と呼ばれるセリ科の根が主成分となって、熱によるむくみやのぼせを消炎してくれます。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の配合成分には、「柴胡(さいこ)」「荊芥(けいがい)」「人参(にんじん)」「生姜(しょうきょう)」「竜骨(りゅうこつ)」「黄ごん」「桂枝(けいし)」「大棗(たいそう)」「大黄(だいおう)」「牡蛎(ぼれい)」が含まれています。

 

体臭には3種類あります。

 

多汗やワキガによる「体表体臭」と、糖尿病や胃腸不振による「体内体臭」と腸内のガスや老廃物からの「腸内体臭」の3つです。

 

この3つの体臭は全て、体内の排泄コントロールが崩れると、汗として放出され、ニオイ化してしまいます。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、この体内の排泄コントロールを整えてくれて体内熱による大量の汗の分泌を抑えてくれる働きがあります。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)とは?

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、汗かきで疲れやすく、色白で太り気味の人がかく汗を抑えてくれます。

 

身体の水分循環を正常な状態にする事で、部分的な多汗やむくみ、水太りなどを抑えてくれます。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)の配合成分には、「防已(ぼうい)」「黄耆(おうぎ)」「蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ)」「生姜(しょうきょう)」「大棗(たいそう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。

 

汗の働きには、体温調節だけではなく、老廃物や毒素の排出、皮膚表面の免疫のコントロールがありますが、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、この汗の様々な崩れたバランスを整えてくれます。

 

五苓散(ごれいさん)とは?

五苓散(ごれいさん)は、身体の熱を冷まし、胃腸の機能を整えて利尿効果を向上させる働きがあります。

 

五苓散(ごれいさん)の配合成分には、「沢瀉(おもだか)」「荊芥(けいがい)」「猪苓(ちょれい)」「蒼朮(そうじゅつ)または白朮(はくじゅつ)」「桂枝(けいし)」が含まれます。

 

暑さによって人以上に汗をかいてしまう人におすすめです。

 

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)とは?

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)は、身体の熱、腫れ、痛みを発散させてくれる漢方です。

 

体力があまり無く、すぐに汗をかいてしまう人、寝汗のよくかく人に効果があります。

 

汗を調節し、皮膚表面の免疫環境を正常に整えてくれ、発汗を適正なスピードに戻してくれます。

 

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)の配合成分には、「桂枝(けいし)または桂皮(けいひ)」「黄耆(おうぎ)」「芍薬(しゃくやく)」「生姜(しょうきょう)」「大棗(たいそう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。

 

玉屏風散(ぎょくへいふうさん)とは?

玉屏風散(ぎょくへいふうさん)は、汗による皮膚の免疫バランスが乱れてしまった時に服用する漢方です。

 

風邪をひきやすい人や、風邪が長引く人に有効です。

 

虚弱体質で尿や便で、水分バランスが取れなくなった胃腸排泄機能低下には効果的で、特に「汗をかいたら疲れやすい」などの特徴のある人には効果が高いです。

 

玉屏風散(ぎょくへいふうさん)の配合成分には「黄耆(おうぎ)」「百朮(びゃくじゅつ)」「防風(ぼうふう)」が含まれます。    

 

白虎湯加減(びゃっことうかげん)とは?

白虎湯加減(びゃっことうかげん)は、血流障害による、毒素や老廃物の蓄積を排泄する働きがあります。

 

汗の主成分は水とミネラルですが、汗というのは血液中の血しょうから作られます。

 

その為、血流障害などで、血液が老廃物でドロドロしていると、酸欠状態となり汗にも、アンモニアが多分に含まれて排泄されてしまいます。

 

白虎湯加減(びゃっことうかげん)は、この血流障害による汗腺の鈍りを解消してくれる働きがあります。

 

冷暖房などの効いた部屋に長時間いる事が多い人は風邪をよくひきやすい傾向にありますが、これは体温調節機能と汗腺機能が正しく調和できていないからです。

 

白虎湯加減(びゃっことうかげん)なら、この調節機能にも効果があると言われています。

 

白虎湯加減(びゃっことうかげん)の配合成分には「黄連(おうれん)」「知母(ちも)」「糠米(こうべい)」「石膏(せっこう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)とは?

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、本来は中耳炎や外耳炎に用いられる漢方です。

 

血液循環が悪く、汗の出る入り口である「汗腺」が機能低下している人に服薬します。

 

また、掌や足の裏に多く汗をかく局所性多汗にも効果があります。

 

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の配合成分には、「黄ごん」「黄柏(おうばく)」「黄連(おうれん)」「桔梗(ききょう)」「枳実(きじつ)」「荊芥(けいがい)」「柴胡(さいこ)」
「山梔子(くちなし)」「地黄(じおう)」「芍薬(しゃくやく)」「センキュウ」「当帰(とうき)」「ハッカ」「百子(びゃくし)」
「防風(ぼうふう)」「連翹(れんぎょう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。

 

竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)とは?

竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)は、尿の出が悪いなどの排尿機能を改善する漢方です。

 

身体を冷ます効果もあるため、身体が火照りやすい体質の人や、汗をかいてもなかなか暑い感覚が抜けない人に服用します。

 

特に汗腺バランスの崩れている多汗症などには効果があります。

 

竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)の配合成分には、「竜胆(りゅうたん)」「黄ごん」「山梔子(くちなし)」「木通(もくつう)」「車前子(しゃぜんし)」「沢瀉(おもだか)」
「当帰(とうき)」「地黄(じおう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。

 

女神散(にょしんざん)とは?

女神散(にょしんざん)は、血行と水分循環を改善してくれます。

 

のぼせや、むくみ、めまいなどの自律神経失調症などの精神疾患からくる身体の不調に効果が高く、特に生理前後、産前産後などの女性特有な症状に効果が高いため、この名前になりました。

 

主に循環機能を正常にして、精神的情緒を安定させるので、精神的なストレスが原因の局所性精神多汗には効果的です。

 

女神散(にょしんざん)の配合成分には「当帰(とうき)」「センキュウ」「香附子(こうぶし)」「蒼朮(そうじゅつ)または白朮(びゃくじゅつ)」
「桂皮(けいひ)」「黄連(おうれん)」「黄ごん」「人参(にんじん)」「ビンロウジ」「丁子(ちょうじ)」「木香(もっこう)」「甘草(かんぞう)」が含まれます。     

 

 

漢方とは?安心?

漢方薬は身体全体を1つの気として考えて、身体全体のバランスを整えていく事で細部に発症した病気を治していく薬です。

 

その為、西洋薬と違って、漢方薬の効果は比較的、緩やかでありますが「薬」とついてるだけに副作用もあれば、用法容量を誤ると危険な成分もあります。

 

また、現在では150種類ほどの漢方剤が保険適用されており、その効果効能もきちんと立証されています。

 

しかし、漢方薬は海外輸入や、調合により、保険適用外のものた効果が強すぎるものもあるので必ず担当医に相談の上、服用するようにして下さい。

 

また、漢方薬を服用する際は、なるべく人肌程度の「ぬる湯」で食前に飲むのがベストですが、胃腸の弱い人は食後に服用するのが良いでしょう。

 

漢方の成分は中国の読みで表記される事が多いので、わかりづらくて生活の中に取り入れづらいかもしれません。

 

でも、内容成分のもともとの植物名などがわかれば、身近にある馴染み深いものだったりするので少しだけ漢方でよく登場する主成分をご紹介しちゃいます!

 

・黄連(おうれん) …キンポウゲ科の根茎の事。胃の清熱、鎮静作用があります。
・黄柏(おうばく) …みかんの皮。膀胱や腎臓の機能障害を整える働きがあります。
・山梔子(さんしじ)…クチナシの実の事。血流障害や体内の水分を調節してくます。
・甘草(かんぞう) …マメ科の根。全ての成分を中和し、気道系の詰まりを抑えてくれます。

 

こう見ると、少しは漢方を身近に感じて頂けますよね。

 

食用の植物などが漢方の原材料です。

 

もともとの原材料と、漢方の効果を正しく理解し、とっつきにくい漢方を、少しは生活に取り入れてみるのも良いかもしれません。

 

 

脇汗のために漢方薬を飲む際の注意点

最後に脇汗を止めるために漢方薬を飲みたいと思っている人に、3つの注意点を紹介します。

 

長期的に服用する必要がある!

漢方の目安効能は3週間〜2か月程度です。

 

西洋薬に比べて効果が緩やかなので、専門医に相談のもと食生活の延長線上に取り入れていくようにしていくと良いでしょう。

 

自分に合った漢方薬を飲むことが大事!

漢方薬は特に「こういう体質の、こういう身体つきの人に向いてる配合のもの。」というように人の性質に合わせた薬が多いです。

 

専門医と相談して、自分にぴったりな漢方を飲むことが大事です。

 

まれに副作用が出ることも!

漢方薬は日本薬局方に収録されている通り、身体に対する効能がきちんと認められた「薬」です。

 

用法容量を誤ると、副作用がありますし「こういう症状のある人は服用しないで下さい!」という注意書きもあります。

 

必ず、薬局や専門医、漢方医などに相談の上、服用しましょう!

 

 

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